そこで最近ではWebブラウザ間の違いを吸収するため、prototype.js などのAjaxフレームワークを利用することが増えてきました。
prototype.js は最もよく使われているAjaxフレームワークの一つで、 JavaScript を使ったウェブアプリケーションの開発を簡単にしてくれます。
prototype.js が難しい処理をラップ(包む)してくれるので、プログラマーはたった数行書くだけで、多くのブラウザに対応したウェブアプリケーションが作れます。
非同期通信に関すること以外にも、JavaScriptの機能が大きく拡張されているので、複雑な処理を簡単なコードで書くことができます。
それでは早速 prototype.js を入手してみましょう。
サイトのデザインなどは更新されるかもしれませんのでご了承ください。大体の入手手順は変わることがないと思います。
【1】以下のURLをクリックし、「prototypejs.org」のサイトにアクセスします。
http://www.prototypejs.org/

【2】「Download」をクリックします。

【3】「Download the latest stable version...」をクリックします。

*最新の安定したバージョンです。
【4】セキュリティの警告メッセージが表示されますが、大丈夫ですので「保存」ボタンをクリックします。

【5】「prototype.js」が入手できました。

この prototype.js は今後の学習で各サンプルから共通で利用します。そのため prototype.js を配置するフォルダを用意し、各サンプルから参照できるようにします。
【6】ajaxフォルダの中に「lib」という名前で、フォルダを新規作成してください。
*「\」はWindowsではエンマークのことです。
C:\ajax

【7】libフォルダの中に、「prototype.js」を配置します。
C:\ajax\lib

これで prototype.js を利用するための準備が完了しました。