前回 phpdev をインストールしたので、既に Apache、PHP、MySQL が使えるようになっています。そこで今回はWebサーバーを起動して、WebブラウザからURLでファイルにアクセスする方法を解説します。
Webサーバー上のファイルを開くには、これまでと手順が異なりますので注意してください。もちろんWebサーバーが起動している必要があります。
【1】これまでCドライブの直下にあった ajaxフォルダ を、「C:\phpdev\www」にフォルダごと移動します。
*「\」はWindowsではエンマークのことです。
C:\phpdev\www
【2】C:\phpdev にある「2K-NT-XP-phpdev_start.bat」をダブルクリックして、phpdev を起動します。
【3】以下の画面が表示されたら起動はOKです。
【4】同時に以下のようなブラウザ画面が表示されていれば、Webサーバーが正常に動いています。この段階で Apache、PHP、MySQLが使える状態になっています。
表示されていない場合は、ブラウザを立ち上げてアドレスに http://localhost/ と入力し、移動ボタンで実行してください。
準備ができたら以前に作成したプログラムにアクセスしてみましょう。
【5】まず Internet Explorer6.0 を起動して、アドレスに以下のように入力し、移動ボタンで実行します。
http://localhost/ajax/sample002/test.html
【6】同様に Firefox でも実行してみてください。
http://localhost/ajax/sample002/test.html
次は終了方法です。
【7】phpdev を終了するには、以下のウィンドウの閉じる「×」ボタンをクリックします。
しかしまだ Apache は動いている状態です。
【8】タスクバーにあるApacheのアイコンを右クリックします。
【9】「Exit」を選択すると、Apacheが終了します。
【解説】
(1)今後は今回のような手順で、ブラウザから動作確認するようにしてください。
必ずWebサーバーが起動している必要があるので、まず http://localhost/ が表示されるか確認したほうが無難です。
(2)ファイルとアドレスの関係
C:\phpdev\www と http://localhost/ が対応します。
C:\phpdev\www\ajax\sample002\test.htm
に配置したファイルに、ブラウザからアクセスするには、
http://localhost/ajax/sample002/test.html
となります。
この関係はとても重要ですので、しっかり頭に入れてください。
ローカル環境のWebサーバー上で開発したプログラムは、ファイルの位置関係を保てば、インターネット上でもそのまま動きます。実際にインターネット上に公開するときは localhost の部分が、独自ドメイン名に変わるだけです。
例
http://localhost/ajax/sample002/test.html
↓
http://pgtop.net/ajax/sample002/test.html
このアドレスは無いのでイメージだけつかんでください。